笑う門には花が咲く

不妊治療・死産・転職…日々奮闘の記録

妊娠と仕事①

無事に陽性反応が出て、その後でまたドキドキするのが心拍確認。

始めて赤ちゃんの心拍を聞いた時、より実感することができました。

陽性と言われた後、「ほんとにいるのかな…?」といまいち実感が湧いてなかったので。

予定日は12月末でした。

 

妊娠したのが4月末だったのですが、7月までは仕事が鬼のように忙しいことはすでにわかっていました。

その頃の私は、IT企業に勤めて約10年が経とうとしていました。

自分がいた部署では、割と責任ある立場を任せられるようになっており、同じ部署のメンバーに仕事を振ったり、色んな部署の人と関わって仕事をしたり。

やってもやっても仕事は尽きず、毎日21時くらいまで仕事をしていました。

 

産休に入るのが恐らく10月頃。

休んで同じ部署の人たちに負担がかかるので、忙しい7月までは頑張って働こうと決めちゃってたんです。

赤ちゃんが自分の身体を作るその時期に。

自ら自分の心と身体を犠牲にしようと決めてたってことですよね。

でも、当時の自分はそんなこと全く思ってません。

自分では、それが責任感や使命だと思い込んでたんです。

 

妊娠初期、私はつわりが全くありませんでした。

ご飯を食べるとお腹がいっぱいになりやすくなっていて、食べる量が少し減ったくらい。

本当に元気でした。

元気だと思い込んでいたのかな?

 

「妊婦 残業」とかでネット検索もしてました。

他の妊婦さんでも残業してる人がいるみたいだし、大丈夫だろう。

初めての妊娠で、頼りにしていたのは人の経験でした。

でも、人は人、自分は自分でした。

自分の身体をもっと観察しないといけなかった。

 

妊娠したら、生まれると思っていたから。

「妊娠」が、私の中でひとつのゴールになっていたから。

スタートを切ったばかりだったのに。

 

次、妊娠したら。

以前とは違う視点で自分の身体や赤ちゃんを観察できると思います。

それは、楽しみの一つです。