笑う門には花が咲く

不妊治療・死産・転職…日々奮闘の記録

悲しすぎる偶然

病院に行く前日、会社の後輩(しいちゃん(仮名))から一通のLINEが届いていました。

仲の良い後輩で、私が12月予定、しいちゃんが1月予定で共に妊婦さんになっていました。

一緒に産休入るの楽しみだね!なんて話をしていました。

 

その子から、「出血したんですけど、病院行った方が良いと思いますか?」と。

私が出血で入院していたことも知っていたので、どうしたら良いか分からずに連絡してきたんだと思います。

よくよく聞いてみると、お腹も痛いと。

翌日、すぐにでも病院に行くように伝えましたが、仕事を休んで良いかと気にしていました。

 

私もそうでしたが、妊婦さんは本当に無理をしないでほしい。

仕事を頑張っている人ほど、急に休んで良いのか、少しの体調不良くらい我慢して頑張ってしまう気がします。

自分と赤ちゃんよりを第一に優先してほしい。

それで休めない仕事なんて、どうかと思う。

本人が休めないと思っているだけで、言ってみれば意外にどうにかなることの方が多いのでは無いかとも思います。

でも、渦中にいる本人は気付けないことが多い。

旦那さんや職場の人など、周りのフォローが必要だなと思います。

 

やっぱり翌日病院に行ってみると言っていたので、無事でありますようにと祈っていました。

次の日、私は心拍が止まってしまったと病院で告げられていました。

病院でお会計を待っているとき、ふとしいちゃんは大丈夫だったかとよぎりました。

その時、ちょうど彼女からLINEが。

 

「赤ちゃん、心臓止まっちゃってました。」と。

 

もう、なんとも言えない悲しさに襲われました。

こんな悲しい偶然が起きるのかと。

赤ちゃんが無事に産まれるって、すごく難しいことなんじゃないの?って。

私もだと伝えると、彼女も驚いていました。

 

ただ、死産後、彼女に救われたことは間違い無いです。

同じタイミングで同じ気持ちの人がいる。

自分の今の気持ちを、惜しみなく吐き出させてくれる相手がいたというのは有り難さしかありません。

2人でずっと赤ちゃんへの気持ちをLINEで吐き出し合っていました。

 

旦那さん同士も仲が良かったので、連絡を取り合っていたようでした。

旦那さんだって、同じくらい悲しいに違いない。

でも、私を心配して気遣ってくれて、私の前では一切泣きませんでした。

自分の気持ちも多くは語らなかった。

だからせめて、旦那さんも自分の気持ちをしいちゃんの旦那さんに言えてたら良いなと思いました。

 

死産してから、意外に周りには流産や死産経験者がいることを知りました。

頑張って抱えながら向き合いながら懸命に生きている人がこんなにいるのかと、全く知らなかった世界。

とても辛いし悲しかった出来事。

でも、それだけではなくて、ここから私は自分の人生と本当に向き合うことになったし

命について考えるようになりました。

経験していなかったら一生持つことのなかったであろう感情や感覚。

そう思えるようになるのは、もう少し先のお話ですが(^^;