笑う門には花が咲く

不妊治療・死産・転職…日々奮闘の記録

入院生活

入院生活はカルチャーショックというか、こんな世界があったのかと思うことの連続でした。

産科に入院したので、周りにはすでにお腹の大きな妊婦さんがたくさんいらっしゃいました。

4人の大部屋でしたが、隣から「今日で90日目ですね〜」なんて声が聞こえてきて、

こんな狭い空間に3ヶ月も…。まじかよ。。というのが本音です。

もっと長い期間過ごしている人も、きっといらっしゃるんでしょう。

コロナだから面会もできない。すでにお子さんがいる方もいるだろうし。

赤ちゃんを守るために、みんな家族と離れて頑張っているんだなと、、お母さんて本当にすごいということを目の当たりにしました。

 

食事が3食しっかり出るし、消灯時間も早いので、とても規則正しい生活でした。

ただ、安静第一なので、日中は寝ているしかありません。

トイレも電話も看護師さんを呼んで車椅子で移動なので、やたらに呼ぶわけにもいかず。

 

スマホだけが頼り。。でも、ずっとスマホ持って寝てると本当に肩が凝ります。

持ってきてもらった荷物の鞄の中に、無くしたと思っていた小さなボールが入っていました。

(海で遊ぶ用に買ったゴルフボール大の柔らかめのボール)

ずっとボールで肩甲骨や肩周りをぐりぐりしてほぐしてました。

入院生活には、差し入れに身体をほぐせる何かをぜひ渡してあげてほしい…!

 

この時は、出血が止まれば1週間くらいで退院できないかな、なんて甘いこと考えてました。

そして、仕事に取り憑かれていた私は時折入院中でも仕事のメールやチャットを開いて

常に仕事の状況をチェックしてました。

ゆっくり休んでて、とは言われたものの、どうしても気になってしまっていた。。

急に休んで迷惑をかけたし、私しか知らないこともあるから指示出さないと…!みたいな。

それは別にストレスでもなんでもなく、当たり前だと思っていたんです。

仕事の代わりはいくらでもいるけど、赤ちゃんにとってのお母さんは私だけなのに。

 

入院生活での唯一の楽しみは、1日3回の心音確認でした。

すぐに見つかるときと見つからない時があってドキドキでしたが、元気に動いている心臓の音を聞くと

心から安心できました。

トイレに行くたびに出血の量を確認して、数日経つと出血が徐々におさまってきました^^

ただ、毎日お医者さんが来てくれるのですが明確な原因は依然分からないまま。

それは不安でした。何が起きているのか分からないという恐怖と隣り合わせのままは。

それに、入院した日以降、エコー検査などがありませんでした。

出血の量を確認されて、張り止めのお薬を飲むだけ。それもすごく不安でした。